大学アウトレイジ

学内規則に「○○を開設、変更又は廃止するときには、学長の承認を得なければならない。」という規定があるが、それに反して、学務課が勝手に○○の開設を行っていたことが分かった。

 

規則に則って開設されたものではなかった○○であったが、10年程度通常業務において支障なく運用されていた。今回、制度の変更により、○○が発展的に解消されることになったため、学務課に○○の廃止を要請。

 

実のところ、○○の開設が規則どおりに行われていないことは、廃止に必要な手続きを整理しているときに発覚したのであった。

 

 

念のため、学務課に対して、上記の学内規則の規定を示し、合規性の問題について検討を依頼していたが、学務課長補佐から次のようなメモ付きの稟議書が回ってきた。

 

『○○は、もともと学内規則の規定に反して開設されたものであるから、その廃止についても、学内規則に則らずに学務課長決裁で処理することとする。』

 

 

アウトレイジな世界が本学にもあるんだなぁと感動した。

 

大丈夫。私、反省しないので。

以前から要注意人物としてマークしていた学術推進課のA係長がやらかした。

 

国の競争的研究費改革の中で、各大学が導入可能となった新しい制度について、関係する学内の委員会や他課に事前協議することなく導入することを決定したため学内が混乱。

 

急遽、関係する課の係長数名で開催した打ち合わせの場で、ほぼ全員から事前準備が足りないと問題点を指摘されても、「これまでのことは置いておいて、これからのことを前向きに考えましょうよ。」とA係長は発言し、参加者を唖然とさせる。

 

致命的だったのは、新制度の導入にあたり学内の調整や規則等の整備は、当然にA係が中心となるところ、A係長本人は、自分は導入を決めるだけで学内の調整や規則等の整備は関係する課がそれぞれ行うと認識していたことだった。

 

そして、国の競争的研究費改革の動向や新制度が導入可能となった背景、各大学で導入するにあたって考慮すべき点などについても、何ら検討された形跡がないことも、打ち合わせ参加者の絶望を決定づけた。

 

やむなく打ち合わせに参加した数名で、導入の準備が全く整っていないことを事務局長に相談し、最終的には学長までを巻きこみ、新制度導入の凍結が決まった。

 

彼は以前から法令や学内規則等をろくに読まずに仕事を進める傾向があった。何度か、彼の仕事の不十分なところを問題が起きないようにフォローしたりしていたが、それが返って本人が反省する機会を奪っていたことに気づいた。

 

その点、今回、彼の引き起こした騒動が学内に明るみに出たことは良かったと思う。反面、A係長の反応を見るのが少し不安である。

 

今回のような失敗は、私なら恥ずかしくて辞めることも考えるものだが、限りなくポジティブな人なので、そういう心配はない。むしろ、今回のことを省みることもなく、前向きに生きていく底抜けのポジティブさを目の当たりにしないかという心配だ。